年末年始をバリで過ごそうと思っていたら、てんやわんや!

    年末年始をどこで過ごす!?

    10月に入ったくらいのところで、妻が言った。


    「年末年始、どうしよっか?」

    コロナの影響で東京に5か月戻って暮らし、8月に戻ってきたばかり。


    東京もお腹いっぱいだけれど、かといってインドネシア国外に出るのも難しそう。しかも、日本に帰ったとしても2週間の自主的な自宅待機などできないし、両家のじいちゃん&ばあちゃんとも会うことも難しい。

    「だったらバリかねぇ?」と、夫婦で意見が一致。とはいえ、コロナの感染者状況によって大きく変わるため、しばらく様子見しようと思っていたところ、妻のリサーチによると、バリ島内のほとんどのホテルの宿泊料金が年末年始でも3分の1程度で、キャンセル料は直前でも発生しないとのこと。

    「だったら早めに予約しちゃっておいてもいいかもね」ということで、年末から年始にかけて予約しておきました。

    12月半ばになって急展開……

    12月半ばになってきてから、不穏な空気を感じ出す。ジャカルタ特別州では、レバラン休暇同様に、帰省を控えるように呼びかけるようになり、年末年始の休暇が3日間も短縮された。すべて、感染拡大をさせないための制限です。それでも、ジャカルタからバリに旅行に行くためには、2週間のRapid Test(迅速抗原検査)の陰性証明書さえあれば大丈夫とのことだったので安心していました。

    色々とお会いした日本人に話を聞いてみると、けっこう、年末年始はバリで過ごすことを検討している人が多く、インドネシア人でもバリに行くという人が多いようだとのことでした。

    が、15日になって、突如、バリ州が発表したのは、ジャカルタから空路でバリに入るには、48時間以内のPCR検査の陰性証明書が必要ということになった。2週間の猶予があるハズがたった、2日に短縮……。しかも、迅速抗原検査ではなく、PCR検査なので、2日で結果が出る検査となると、数倍の値段となる。

    結局、3日の休暇短縮と48時間という短期間のPCR検査の陰性証明書が必要となったことで、バリ旅行を検討していた13万人以上の人々のキャンセルが相次いだようで、大混乱となり、バリの旅行業界関係者からは非難ごうごうとなってしまった。

    しょうがないので、出発48時間以内にPCR検査の予約を入れていたところ、今度は20日になって、急に48時間から1週間に延ばすとのバリ州の発表が。だったら、わざわざ高い料金払っ48時間以内に結果が出るPCR検査する必要もないので、すぐに予約日を変更。行き当たりばったりのバリ州の発表に、翻弄されっぱなしのてんやわんやとなりました……。

    PCR検査でローカルの病院に到着すると……

    予約したその日、妻の仕事が終わって夕方5時半くらいに到着すると、受付はPCR検査の申込みをする人々でごったがえしておりました。しかも、なかなか作業が進んでいないらしく、苛立つ人々があちこちに……。数人が受付に詰め寄っている感じなので、私ら新参者はとりつく島もなし(笑)。が、隙を見計らって、受付をしたいと言うと、申込用紙があるから、それを書いて出せ、とのことだった。

    ローカルの病院なので、申込用紙はオールインドネシア語。しょうがないので、グーグル飜訳先生にご活躍いただいて、ようやく記入終了して提出したが、たぶん、長い時間待たされることを覚悟した。ちなみに、今回のPCR検査は2日後に検査結果が出るBasicコースで、90万ルピア。日本円でだいたい6750円ってところでしょうか。この値段表を見てもわかるとおり、24時間以内に結果がわかるPDR検査となると、けっこう値段が跳ね上がります。

    しばらく座っていると、小さい子ども連れの日本人家族がいたので、聞いてみたところ、かれこれ2時間以上待たされているとのこと。その後、すぐに呼ばれてPCR検査の会場に案内されていき、ものの5分で出てきて帰宅していった。

    たぶん、私ら夫婦が到着した頃がピークだったようだ。受付で待つ人の数が次第に減ってきたようだ。結局、1時間半ほど待ったところで、名前を呼ばれて検査室へと向かった。鼻と喉の奥を綿棒でグリグリされてあっという間に検査終了。この綿棒使った検査、ひさびさでしたが、やっぱり痛い(笑)。

    2日後に陰性証明書がメールで届いた

    2日後、無事に夫婦揃って陰性証明書がそれぞれにメールにて届きました。実は、私のほうは重要メールBOXじゃないところに入っていたので見つからず、一瞬焦りましたが(笑)。

    で、PCR陰性証明書が届いてホッとひと安心かと思いきや、そうもいかないことが判明。この陰性証明書を提示すると共に、「e-HAC(電子ヘルス・アラートカード)」に情報を入力しておかないといけないのだ。つまり、e-HACのアプリをスマホにダウンロードしておいて、諸々、情報を入力しておかないと飛行機にも乗れないし、バリにもいけない。

    早速、アプリをイジってみると、メールアドレスや電話番号、名前などをアカウントとして登録できる。が、その後、どこをどうすればいいのかさっぱりわからず。色々とググってみても、まだ運用開始されたばかりなので、詳しい説明もない。

    たぶん、1時間くらい、あちこちイジってるところで、ようやくわかりました。自分のアカウントを開いているところに「HAC」と書いてあるのですが、そこをタップすると画面右上に「+」ボタンがあるので、そこをタップすると、e-HACの細かい登録画面が現れて、バリに到着する日時、便名などを無事に登録することができて、「e-HAC」Listが出てきた!

    これで、無事にバリに行くことができそうです!(たぶん……)

    それにしても、バリ州の発表では、「酒酔」が禁止されていたり、パーティーが禁止されていたり、この年末年始はかなり規制されるようなことがたくさん書いてあります。ま、家族で静かに楽しく年末年始をバリ島で過ごしつつ、最近、お近づきになれたバリ島在住のみなさんと交流できたらいいなぁ、と思っております!

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